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競技と起源の関係性

あらゆるスポーツ競技には、起源というものがあります。
西洋で生まれた競技なのか?
東洋で生まれた競技なのか?
という事です。
例えば、ランニングをはじめサッカー・テニス・ラグビーなどの競技は
“高重心”を基本モードにしなければ高いパフォーマンスを発揮することはできないスポーツです。

 

逆に、相撲・柔道・拳法など東洋生まれの競技は
身体を”低重心モード”に切り替えなければ良いパフォーマンスを発揮できません。

 

 

日本人の重心モードとは?

 

日本人というのは「安定感」を好む民族です。
このメンタルというのは、身体に”低重心モード優位”の身体環境を構築します。
よく、
「落ち着こう」「丁寧に」「じっくり」「失敗しないように」といったセリフを
スポーツの場面でも耳にすると思いますが、これらは全て身体を低重心モードにする作用があります。

 

プレー自体を丁寧にしようとしたり、慎重にしようとした結果、身体が緊張したり
ぎこちなくなってしまった経験をしたことのある方もいると思います。

 

これらの思考は、西洋で生まれたスポーツをする時には身体状況をネガティブなベクトルへ運ばせてしまいます。
ですので、日本人は意識的に且つ積極的に高重心モードを獲得していく必要があります。

 

※重心モード操作というのは、姿勢でその高低をコントロールするものではありません。

 

 

 

ランニングと重心操作モードの関係性

 

では、ランニングという競技に着目してみましょう。
走るという動作は”高重心モード”でなければハイパフォーマンスは発揮されません。

 

「胸を張って」「目線を上に」「肺呼吸を意識して」「仙骨を立てて」etc

これらのアドバイスは、身体を”高重心モード”にさせる為の施策の一つといっても過言ではありません。

 

日本人は、その文化や民族性により日頃から低重心モードになってしまっているからです。
この身体状況のままランニングをしてしまうので、走る=疲れる・身体が重い、といった状況を作り出したり、低重心モードが故に下肢に無駄なストレスや負担がかかり、ランナー障害などの怪我を誘発させてしまったりするわけです。
この、「高重心モード」と「低重心モード」は、その理論を理解していれば、自分でコントロールできるようになります。
自信のメンタルで、高重心にも低重心にもなれるという事です。
JRTAでは、これらをメンタル操作以外で意図的にハイパフォーマンスを生み出すことができる
高重心モードの身体状況を作り出す為に、T-レフストレッチやセンタリングトレーニングなどの技術を習得して貰っています。

 

これらは、身体の構造や運動要素を表面からではなく、本質的な所から変化させていく戦略でもあります。

 

なので、どんな方を指導しても効果や結果がでてくるわけです。

 

 

 

軸呼吸による重心操作

 

重心操作モードのコントロールには、
身体環境や精神的なコントロールの他に、呼吸法によるコントロール法も存在します。
その呼吸法を「軸呼吸」と言います。
JRTAでは、ランニングフォームを指導・改善する際に、身体のセンター意識を調整して
正しいランニングフォームを確立させますが、その際に作り出す身体の軸を使った呼吸法となります。
軸呼吸とは、
まず、立位の状態を作ります。
その時に、左手中指でおへその下(下丹田)、右手の中指で鳩尾の上(中丹田)を軽く押します。
その状態で、中丹田を意識しながら大きく肺で息を吸います。
次に、その吸った息の3割ぐらいを下丹田を意識しながら息を吐きます。

 

これを数回繰り返しながら、自分の意識の中で重心を下丹田と中丹田を行ったり来たりさせます。

そして、最後に呼吸を中丹田で締めくくれば、あなたの重心操作モードは、高重心モードに切り替わっています。
是非、ランニング前に実践してその効果を感じてみて下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 
JRTA 三浦