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ランニングにアジリティ能力は必要か?

 

スポーツの現場でよく使われる言葉「アジリティ」。

 

アジリティとは、”俊敏” ”敏捷” “機敏” という意味を持っています。
それでは、ランニングにおいてこのアジリティ能力はどのように必要なのでしょうか?
アジリティという言葉でイメージする事は、瞬発力などの瞬間的な動きだと思います。

 

一見、単純運動動作であるランニングには必要のない能力だと思いますが、
アジリティという能力の本質を考えてみると、ランニング動作にも不可欠な能力となります。

 

それは、瞬間的な動きの能力の中にではなく、継続的な動きを構成する中にも瞬発性は必要な要素だからです。

 

 

 

 

間違ったアジリティトレーニングとは?

 
一般的に行われているアジリティトレーニングには、ラダートレーニングとかジャンプ動作系のトレーニングをイメージすると思うのですが、本来はその前に行うべきトレーニングが存在します。

 

それは、自身のアジリティ能力を最大限に引き出す為のトレーニングです。

 
そもそも、アジリティ能力が欠如している原因や問題を解決しなければ、いくらラダーやムーブメント系のトレーニングをしても本質的なアジリティ能力の向上には繋がりません。

 
また、アジリティ能力を向上させようとした場合に瞬発力や敏捷性を養う為に、筋力や持久力などを向上させる為の”量的トレーニング”を行っても、逆にアジリティ能力が低下するリスクが伴います。
(詳しくはJRTA養成講座内でお話ししています)
※念のため補足しますが、アジリティ能力には筋力や持久力が必要無いという訳ではありません。

 

 

 

 

アジリティ能力が欠如している4つの理由

 

人間の運動動作を考察すると、敏捷性・機敏性が低い、もしくは向上しない理由とは何でしょうか?

 

アジリティ能力が低い、最大限発揮できない等の理由には4つの原因があります。

 

・関節の機能、可動制の欠如
・筋肉の使える幅の狭さ
・重心コントロール能力の欠如
・筋弛緩力の欠如

の4つです。

 

アジリティ能力を向上させる為には、この4つの問題をクリアしなければなりません。

 

逆にこれらをクリアできたら、”アジリティ能力を最大限発揮させる為の身体環境ができあがる”という事になります。

 

これらは、筋力や持久力などでは強化できない要素であり、それらを強化する前に大前提として
強化しなければならない要素でもあります。

 

単純に言ってしまえば、”身体の動きのクオリティを上げる”為のトレーニングが必要になってきます。

 

 

 

 

アジリティ能力を上げる為に重要な部位とは?

 

上述の4つの問題を考慮し、アジリティを上げる際に最も重要となる部位の一つが股関節です。

なぜ、股関節かというと”股関節の使い方”で人間の身体の動かし方が変わるからです。

 
その一つに、”股関節に体重を乗せる”という身体操作で重要なポジショニングがあります。

いわゆる、パワーポジションと言われている身体操作時の姿勢です。

 

 

 

 

パワーポジションとは?

 
パワーポジションとは、人間の身体が次の動作に移る際の最も適切で効率の良いポジショニングの事を言います。

 

=運動時に最も力や能力、機能を発揮しやすい姿勢のことです。

 
一般的には、殆どの人が自身の体重を股関節ではなく、下肢の筋肉(主に大腿四頭筋)で支えています。

 

この身体状態だと、次の動作へ移行するのに時間的ロスが発生してしまい、敏捷性が失われます。

 
ランニングの際も、上手く前方に身体を運べなかったり、身体が重く感じるのは、このパワーポジションが取れていないケースが多々あります。

 
ランニングのように、一見単純な運動動作でも、身体を動かし続ける以上、このパワーポジションを常に獲得していなければなりません。

 

最初の方で述べた、”継続的な動きの中での瞬発性”を発動しやすくする為にも、股関節の機能と、パワーポジションの獲得が必須になってきます。
一流のマラソン選手や、長距離陸上選手を見ていると、ピョンピョンと飛び跳ねているように走っている姿を目にした事はあると思います。

 

あれが、ランニングに必要なアジリティ能力となります。

 

 

 

 

股関節機能を向上させる為の9種類のトレーニング

 

このように、アジリティ能力の向上には股関節とパワーポジションの重要性が理解できてきたと思います。

 

そこで、この股関節の機能を向上させる為のトレーニングをいくつかご紹介します。

 

 
クラッチ
股関節にパワーポジションを作るトレーニング。

カットフォール
カットフォール(サイドver.)
股関節の力みを無くし機能性を向上させる為のトレーニング

ジェリーフィッシュ
股関節を中心に骨盤、脊柱を柔軟に操作する為のトレーニング

シングルプリマーティ
ダブルプリマーティ
股関節を使って脊柱の可動制を向上させる為のトレーニング

レイジーパーソン
レイジーパーソン(ダンスver.)
体重で動作制限をかけながら股関節の可動制を向上させる為のトレーニング

コモドドラゴン
仙腸関節、脊柱、肩甲骨、股関節を連動的に操作させる為のトレーニング

 

これらは、どれも筋力や持久力を向上させる為の量的トレーニングではなく、動きの質や、身体の動かし方、身体各所の機能の向上を目的とした”質的トレーニング”となります。

 
トレーニンングと一概に言っても、そのトレーニング動作そのもののクオリティを上げる為のトレーニングもとても重要になってきます。

 
ラダーやジャンプ動作を実施するアジリティトレーニングではなく、その動作そのものの能力を最大限に引き出す為のトレーニングとなります。

 
これらのトレーニングは、痛みや違和感の緩和にも使えますのでリハビリの場でも使えますし、もちろん身体強化の為のトレーニングとしても使えます。

 

これらのトレーニングは、JRTAの養成講座で習得することができます。
(※ 上述のトレーニングには、一部アドバンストレーニングセミナーの内容が含まれています)

 

 

 

JRTA 三浦

 

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